インスタント沼



Official site http://instant-numa.jp/

Cast

沈丁花ハナメ:麻生久美子
電球:風間杜夫
ガス:加瀬亮
飯山和歌子:相田翔子
西大立目部長:笹野高史
市ノ瀬千:ふせえり
立花まどか:白石美帆
雨夜風太:松岡俊介
サラリーマン:温水洋一
刑事・椹木 :宮藤官九郎
刑事・隈部:渡辺哲
リサイクル業者・東:村松利史
リサイクル業者・川端:松重豊
リサイクル業者・大谷:森下能幸
泰安貿易・亀坂社長:岩松了
沈丁花翠:松坂慶子

Director
三木聡

Story
担当していた雑誌が廃刊になり、退職することになったOL、沈丁花ハナメ。
男にもフラれ、人生ドロ沼状態の彼女は、ひょんなことから自分の全く知らない実の父親の存在を知ることに。
真偽を確かめるため、その男のもとを訪ねたハナメだったが、そこにいたのは“電球”と名乗るあまりにも残念な風貌の骨董屋のオヤジだった。
追い打ちを掛けるように、店に出入りするパンクロッカーのガスに2人の顔が似ていると言われ、ますますヘコむハナメ。
それでも電球の不思議なアドバイスでちょっとだけ光が差し込んできたハナメは、いつしか骨董の魅力にハマり出すのだが…。

感想
この前は期待度120%で借りてきた「イン・ザ・プール」がイマイチ残念な感じだったので、同日に借りたこの作品もあまり期待するのはやめとこう。。。と。
それに、TSUTAYAサイトの皆さんのレビューを読んでみてもイマイチ不評な感じが多かったし。。。
mixiの「時効警察」コミュにおいてもこの「インスタント沼」についてはあまり盛り上がっていなかったしなぁ。。。




ですがっ!!



いざ観始めてみると、なにやら出だしが「亀は意外と速く泳ぐ」風な雰囲気で、
“むむむ。。もしかしたらコレってあたしのツボかも?”
で、案の定どんどんと三木ワールドに惹き込まれていっちゃいましたっ。

ハナメ役の麻生久美子がこの役にズバッとハマってたし、衣装もすごくおしゃれでかわいかった。
それと、何よりも麻生久美子の魅力全開だったのが、ガスと一緒に蔵を開けに行った時の台詞、
『あの夕日があの山に沈むまででいいからぁ~、夕日が沈むまででいいからぁぁl』と言ってメソメソと泣き出すところが本当にかわいくて、こっちももらい泣きしながらガスの様に思わず抱きしめてあげたくなっちゃいました。

電球のおっちゃん(風間杜夫)とハナメ(麻生久美子)の絡みも面白くて良かったけど、ガス(加瀬亮)とハナメ(麻生久美子)の絡みもなんだか“キュン♪”とくる様な感じが良かった。。。

けど・・・・。

出来ればガス役はオダギリジョーにやって欲しかったのだ。
ハナメとガスを見てると三日月くんと霧山くん(by時効)の2人が何度も頭をよぎり、 “あぁ、何故にガスはオダジョーではないんだぁーー”と思ってしまいました。
それに、これはあたしの勝手な想像だけど、三木監督はこの作品を作る時にはガス役はオダジョーで。と思いながら作ったのではないでしょうか。。。。と。
だって、何気に加瀬亮の声と雰囲気がオダジョーに似てるんだもの。。。。
画面を見ないで台詞だけ聞いてると“あれ?オダジョー???”って時が何度かあったんだもの。。。

でもあれか?!
オダジョーはあのパンクロック頭はNGだったのか?!

なので、本当ならば満点を付けたいこの映画なのですが、ガスがオダジョーではなかったということで、「マイナス1点」

でも、あれですよ。
「時効警察」と「亀は意外と速く泳ぐ」好きな三木ワールドファンの方に一言。




必見!!!


お薦め度
  ★★★★★★★★★☆